特性成分と含有率(%)


エッセンシャルオイル

1,8-シネオール45%、α-ピネン24%など、エッセンシャルオイルの作用特性を形成している特性成分とその含有率(%)がボトルに表示されていることが必要です。エッセンシャルオイルを構成している数ある成分の中から、アロマテラピーを行なうセラピストにとって、成分情報として特に有益と思われる成分とその含有率を3~5種類ほどピックアップして、ラベルに表示します。

 

工業製品ではない天然の産物であるエッセンシャルオイルは、同じ種類の植物であっても産地や採取時期だけでなく、ロットが変わっただけでも、成分や成分組成が大きく異なる場合があります。

 

一つ一つのエッセンシャルオイルの特性を正確に把握することではじめて成り立つアロマテラピーにとって、ロット毎の特性を示す天然特性成分とその含有率の表示は、きわめて重要な情報源となります。

 

特性成分は、“主成分” とは異なり、必ずしも含有率の高い成分がピックアップされるとは限りません。例えば、クラリセージ Salvia sclarea の成分の一つであるスクラレオールは2%にも満たない含有率ですが、微量でもエストロゲン様作用に優れるため、女性のためのエッセンシャルオイルとして知られているクラリセージの天然特性成分としてボトルに表示されます。つまり、微量成分であるスクラレオールが、きちんと抽出されている品質の確かなアロマテラピーのためのエッセンシャルオイルであるか否かが、ラベルの表示で一目で確認できるのです。

 

ボトルに表示されていないときは分析表をチェックしてください。分析表にもスクラレオールの含有率が表示されていなかったら、そのクラリセージはアロマテラピーに使うことはできません。

 

例) クラリセージ

学名:Salvia sclarea 

抽出部位:花が咲いている全草

特性成分:リナリル・アセテート(60-75%)、リナロール(8-12%)、ゲルマクレン‐D(3-10%)、スクラレオール(trace-2%)

 

※上記特性成分の各成分の%はあくまでも目安です。エッセンシャルオイルは天然のものですから、閾値から多少外れていても全体のバランスがとれていることのほうが大切です。