抽出部位:花
特性成分:リナロール、リナリル・アセテート、カンファー、1,8-シネオールなど
真正ラベンダーLavandula angustifolia (Lavandula officinalis)とスパイクラベンダーLavandula latifolia の交雑種です。リナロールとカンファーが真正ラベンダーよりも多く含まれているので、主に肉体面へのケアに用いられます。
飲 用 | 皮膚塗布 | 芳香浴 | |
大人 | ★ | ★★★ | ★ |
子供 | ★ | ★★★ | ★ |
★★★ | =最適です |
★★ | =適しています |
★ | =可能ですがすすめられません |
× |
=適していません |
<手足の冷え>
ローズマリー・シネオール10滴、ラバンジン10滴、ヘリクリサム7滴を20mlのヘーゼルナッツ油に加えます。数滴を手に取り、朝晩、手足のマッサージに用います。
<こむら返り(予防とケア)>
ウインターグリーン10滴、ラバンジン10滴、ローズマリー・シネオール10滴を15mlのヘーゼルナッツ油に加えて軽くマッサージを行います。
<捻挫>
ウインターグリーン2滴、ラバンジン2滴、ローズマリー・シネオール2滴を原液のまま、あるいは少量の植物油を加えて塗ります。
ラバンジンは次の3種がよく知られています。
アブリアリスabrialis種、グロッソgrosso種、スーパーsuper種です。それぞれ成分構成が異なり、香りも違います。アロマテラピーに用いられるのはアブリアリスabrialis種とスーパーsuper種です。グロッソgrosso種は工業製品の香料に用いられます。
ラバンジンは真正ラベンダーLavandula angustifoliaとスパイクラベンダーLavandula latifoliaの交雑種ですが、真正ラベンダーのほうに似ているのがスーパー種、スパイクラベンダーのほうに似ているのがアブリアリス種です。
アブリアリス種は真正ラベンダーと異なり、リナリル・アセテートよりもリナロールの含有率が高いことが特徴です。
※上記のセルフケアレシピは、アブリアリスabrialis種またはスーパーsuper種を対象としています。