ローズマリー・ベルべノン Rosmarinus officinalis BS ABV

科名:シソ科

抽出部位:花が咲いている地上部

特性成分:α-ピネン、酢酸ボルニル、1,8-シネオール、カンファー*、ベルべノンなど

*カンファーの含有率を知ることでカンファーが少なく、酢酸ボルニル、ベルべノンなどが含まれた安全なタイプのローズマリーであることがわかります。

ローズマリーの植物写真
Rosmarinus officinallis

“ABV”は acetate de bornyl (酢酸ボルニル)、verbenone (ベルべノン)の略です。ローズマリーはケモタイプのエッセンシャルオイルで、他に ローズマリー・シネオール、ローズマリー・カンファーが知られています。

 

カンファー(樟脳)が多く含まれるローズマリー・カンファーは、神経毒性と肝毒性があるため、アロマテラピーにはほとんど使われません。

 

酢酸ボルニル、ベルべノンを多く含むこのタイプは、ローズマリーのハーブらしい芳醇な香りが特長で、天然香料として料理にも使われてきました。

 

特に消化器系のトラブルに有用なエッセンシャルオイルだと言われています。

  • 肝臓の働きをよくします。
  • 腸の働きをよくします。
  • 脂肪の分解を促します。

使用法

大人のためのエッセンシャルオイルです。子供はローズマリー・シネオールを使います。

ローズマリー・ベルべノンは芳香浴にも安全に用いることができますが、稀少で高価なエッセンシャルオイルです。

  飲用 皮膚塗布 芳香浴
 大人  ★★★ ★★
 子供 ×
★★★ =最適です
★★ =適しています 
=可能ですがすすめられません
× =適していません

備考

ローズマリー Rosmarinus officinalis はケモタイプのエッセンシャルオイルです。

学名のほかに成分も必ずチェックしてからご使用ください。

 

ファミリーアロマテラピーの手引き / AROMATHÉRAPIE FAMILIALE FICHE CONSEIL
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