心を温めるアロマティックマッサージ

皮膚は触覚に関する最大の器官であり、外界の知覚だけでなく、他者とのコミュニケーションの重要な媒体です。皮膚の接触により、心の糧である愛情を触れる側と触れられる側相互で分かち合うことができます。

 

体に触れる刺激はオキシトシン(心を癒すホルモンとも呼ばれている物質です)の分泌を増加し、互いの信頼感を高めて親密度をアップさせます。オキシトシンはストレスを軽減し、気持ちを落ち着かせることが知られています。

 

・柔らかくて温かい手で触れられると気持ちよく、安心します。

・疲れているときや不安なときに、人の温かい手で背中をさすってもらうとリラックスします。

・お互いの体に触れ合うと心身が安らぎ、信頼感が生まれます。

・不快感のある場所に手を当てると苦痛が和らぎます。

・自分の体に触れることは自己の感情を気づかせ、身体感覚を回復させます。

 

エッセンシャルオイルを利用したアロマティックマッサージは、エッセンシャルオイルに含まれる香りの成分が皮膚と嗅覚を通じて体に吸収されます。

 

香りの成分は肉体に直接働きかけるほか、嗅覚から大脳辺縁系にダイレクトに伝わり、さまざまな影響をもたらすことが知られています。