抽出部位:花が咲いている全草
特性成分:メントール、メントン、メンチル・アセテートなど
さわやかな清涼感あふれる香りのするエッセンシャルオイルで、心身を刺激してリフレッシュさせます。
肝臓の働きをよくするので、消化器系の問題を原因とする頭痛を改善します。また、抗生物質投与後の肝臓のドレナージュにもよく用いられます。
ペパーミントには、強い刺激を伴う清涼感があります。
目や粘膜、皮膚の弱い部分に付くと、強い清涼感を通り越して痛みとして感じこともあるので注意が必要です。
皮膚に局所的に塗る場合は別として、必ず他のエッセンシャルオイルとブレンドして用います。
気分の悪いときや疲れたときだけに1滴飲むというような、少量かつ継続性のない使い方は別として、継続的なケアに用いる場合は、配合率を大人は10%以下、子供は5%以下にします。子供に用いる場合は1滴以内にし、他のエッセンシャルオイルと必ずブレンドします。ただし、5歳未満の幼児には使用しないでください。
ディフューザー(芳香拡散器)を用いて芳香浴を行う場合も、目や粘膜を刺激するので他のエッセンシャルオイルとブレンドして用います。
飲 用 | 皮膚塗布 | 芳香浴 | |
大人 | ★★★ | ★★ | ★★ |
子供 | ★ | ★ | ★★ |
★★★ | =最適です |
★★ | =適しています |
★ | =可能ですがすすめられません |
× |
=適していません |
<鼻がムズムズしたり、喉がいがらっぽいなど風邪や花粉の症状>*大人のみ
ティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に、ペパーミント1滴とレモン1滴を垂らして食べます。特に鼻がムズムズするときは、ペパーミントとレモンを垂らした角砂糖を口中に含み、2~3回口呼吸(前歯の裏側に角砂糖を入れて前歯の隙間から空気を吸い込む感じ)すると、ペパーミントの芳香が鼻腔のほうにまわるのですっきりします。
<頭痛(緊張型)>*大人のみ
ペパーミント1~2滴をこめかみと額に塗ります(目やその周囲にエッセンシャルオイルが付着しないように注意してください)。併せて、鼻から香りをかぎます。
※片頭痛などを除く、医療機関の受診を必要としない軽いものに限ります。
<風邪気味(鼻汁や軽い咳)>*大人のみ
ペパーミント1滴、ラヴィンサラ1滴をティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして1日3~4回飲みます。
<乗り物酔い>
大人: ジンジャー1滴、ペパーミント1滴をティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして飲みます。
※子供の場合は上記レシピの代わりにレモン1滴をティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして飲みます。
<食べ過ぎ、飲み過ぎに>*大人のみ
ペパーミント1滴、レモン1滴、ローズマリー・シネオール1滴をティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして1時間毎に飲みます。
<胃痛>*大人のみ
バジル1滴、ペパーミント1滴をティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして1時間毎に飲みます。
バジルが舌や口角につくとピリピリした感じがします。症状が改善しない場合は医療機関を受診してください。
<気分をリフレッシュさせたいとき>*大人のみ
ペパーミント1滴、ラヴィンサラ1滴をティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして1日1~2回飲みます。
<過労、抑うつ>*大人のみ
シナモン1滴、ペパーミント1滴、ラヴィンサラ1滴をティースプーン1杯の蜂蜜または角砂糖に垂らして1日2~3回飲みます。併せて、少量のイランイランを手首に、少量のラベンダーをみぞおちに塗るとより効果的です。
<乗り物酔い、ドライバーのリフレッシュ>
ペパーミント2~3滴をティッシュペーパーに垂らし、車の通風孔に差し込みます。ペパーミントの清涼感ある香りが気分をリフレッシュさせます。
<台所の衛生管理>
ペパーミントには殺菌作用があり、O-157 にも有効であることがわかっています。
台所用洗剤(100ml)に5滴混ぜて使用すると、まな板や三角コーナーなどを清潔に保つのに役立ち、香りもさわやかです。
少量でも強い作用を示すので、使い過ぎないよう注意してください。