「地球沸騰化」とも言われる猛暑下では疲労もひとしお。疲労困憊したときにはレモン1滴とペパーミント1滴を角砂糖に垂らしてキャンディ代わりに舐めます(1日1~2回程度まで)。
レモンとペパーミントの組み合わせは疲労回復のブレンドとしてよく知られています鼻腔に抜けるミントの清涼感とレモンのフルーティーな風味が心身をシャキッとさせてくれます。
ペパーミントを飲用したときの、ヒトでの認知・気分効果を評価した臨床研究があります。健康な21~35歳の男女24名に、100マイクロリットル(約2滴)のペパーミントのエッセンシャルオイル、50マイクロリットル(約1滴)のペパーミントのエッセンシャルオイル、プラセボとして植物油だけのカプセルを無作為に投与しました。
尚、カプセルを飲み込む際には水の代わりに、エッセンシャルオイルの分散と吸収を助けるために、脂肪分の高い全乳200ミリリットルを用いたということです。
投与1時間後と3時間後に認知的に負荷の高い課題を与える試験を行った結果、認知課題のパフォーマンスを上げて精神疲労を抑制することがわかりました。
Reference:
Kennedy D., Okello E., Chazot P., Howes M-J., Ohiomokhare S., Jackson P., Haskell-Ramsay H., Khan J., Forster J., & Wightman E. (2018). Volatile Terpenes and Brain Function: Investigation of the Cognitive and Mood Effects of Mentha × Piperita L. Essential Oil with In Vitro Properties Relevant to Central Nervous System Function. Nutrients. 10(8):1029